FXはこちらがお薦め Rorshachの物置: 少女禁区。

2011/01/10

少女禁区。

どうもお久しぶりです。

だいぶ更新もサボるようになってしまいました。

ま、受験が近いからと言うのが理由ですかね。嘘ですけどね。

と言うわけで、今日はこないだ買った本について。

タイトルは「少女禁区」です。

これは、短編2つで構成されていて、1つ目が「chocolate blood, biscuit hearts.」
2つ目が「少女禁区」です。

1つ目のほうは、死んでもなお父親の影響力や恐怖に縛られている財閥の姉弟が、その父から、財閥から逃げる。と言うような話です。

2つ目は、自分の父と義母を呪い殺したとされる少女が、ある少年に「死ぬまで私の玩具になれ。」と言い、少年の人形に釘を打ちいろんな呪詛を用いて玩具のように扱う。

そして、その少女が死んでも続く呪いとはなんなのか。という話です。

実はこの本はいろんな意味で気に入っていまして。

よく本の帯に書いてある文句や、本に挟んである新刊紹介を見て本を買ったりするんですが、ハズレるんですよ、これが。

私は「粘膜人間」という本を日本ホラー小説大賞受賞、という宣伝文に引かれ買ったんですが、

内容はホラーです。ホラーより、水木しげるの妖怪の世界とSAWのグロさが混ざった感じですね。

で、悪くは無かったんですが、終わり方がなんとも言えず微妙で、こう終わるか!
っていう驚きより、え~、これで終わり?と思ってしまいまして。

それで「少女禁区」をだめもとで買ってみたら大当たりというわけです。

内容自体は短編で読みやすく、ホラーというよりはサスペンス的な要素が多いです。

そして、角川ホラー文庫を今まで何冊も買っていますが、よくホラーで恋愛が書けたなと思います。

そう、ここが一番気に入った点です。

ホラーで恋愛はこうなんというか、死んでなお愛される恐怖とかそういう感じになっちゃうと思ってたんですけど、そんなことも無く。

きれいにまとまってて、とても読みやすいです。

ということで、ぜひ「少女禁区」読んでみてください。

以上、Mr.Aでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿